旅先では、心まで軽くなるような装いが似合います。写真に残る風景にも自分の笑顔にも、自然と溶け込むようなコーディネートを選びたいですね。
そんなとき頼りになるのがデニムです。シワになりにくく、どんなアイテムとも馴染む万能な存在は、まさに旅の相棒。移動の多い日には、伸縮性のあるストレートデニムやワイドシルエットを選ぶと快適さが違います。ブルー系デニムなら軽やかに、ブラックデニムならきちんと見えて、旅先のどんな景色にも馴染みます。トップスは、風に揺れるブラウスやリネンシャツなど、空気を含む軽い素材がおすすめ。日差しが強い場所なら白やベージュの淡いトーンで涼やかに、街歩き中心の旅ならボーダーやくすみカラーで程よいカジュアル感を。足元はスニーカーでアクティブに動き回っても良し、ホテルディナーにはパンプスを合わせてきれいめにシフトできるのがデニムの強み。アクセサリーはシェルやラタン、布素材など、旅の空気に似合う軽やかなものを選びたい。バッグはショルダータイプで両手を空け、アウターにはデニムジャケットやリネン混の羽織を合わせれば、朝晩の寒暖差にも対応できます。旅先でのスタイルに大切なのは“動きやすさ”と“写真映え”の両立。デニムならそのどちらも自然に叶えてくれます。街歩きでも自然の中でも、ほどよい抜け感と洗練を保ち、自分らしさを忘れない。行き先が変わっても、デニムを軸にしたスタイルならどんな瞬間も絵になる――そんな旅の記憶を、軽やかな一着とともに刻んでみてほしいです。