友人とのランチや家族との旅行。お気に入りのチュニックを着て楽しく過ごし、たくさん写真も撮った。
ところが、あとから写真を見返してみると、「えっ、私こんなに大きく見えていたの?」とショック。
鏡で見たときには気にならなかったのに、写真になるとチュニックが横へ広がって見えたり、体全体が一枚の大きなシルエットに見えたりすることがあります。
「体型をカバーするためにチュニックを着たのに……」と残念な気持ちになるかもしれません。
でも、チュニックが写真に向いていないわけではありません。
まず知っておきたいのは、鏡と写真では見え方が違うということです。
普段鏡を見るときは、自分で姿勢や角度を調整しながら確認しています。一方、写真は歩いている途中や座っている瞬間など、自分では意識していない姿を切り取ることもあります。
そのため、写真に残る日には「止まっているときだけきれいな服」ではなく、「動いたときにもシルエットがきれいな服」を選ぶことがポイントです。
例えば、身幅が大きくハリの強いチュニックは、風を含んだり腕を広げたりした瞬間に横幅が大きく見える場合があります。
程よく落ち感があり、体に張り付きすぎない素材なら、動いたときにも生地が自然に下へ流れやすくなります。
裾の形も写真の印象を左右します。
前も後ろも同じ長さで、横に真っすぐな裾より、ラウンドヘムや前後差、サイドスリットなどが入っていると、チュニックとパンツの境目に動きが生まれます。
長め丈でお腹やヒップをカバーしながら、ボトムスも適度に見えるため、「上半身を全部覆っている」という印象になりにくいでしょう。
さらに、写真を撮る日には顔周りにポイントを作ってみるのもおすすめです。
きれいな色のチュニック、襟元の刺繍、ネックレス、イヤリングなど、自分が好きなものを顔の近くに取り入れてみましょう。
「体型をどう隠そう」ではなく、「このデザインを写真に残したい」と思える服を選ぶことも、おしゃれを楽しむ大切な視点です。
ボトムスや靴まで含めた全身のバランスも確認しておきましょう。
チュニックの下に縦へ落ちるストレートパンツを合わせたり、パンツと靴の色を近づけたりすると、コーディネートにつながりが生まれます。
そして何より、写真を見たときに体型だけを探さないこと。
「あの日は楽しかった」「この場所、きれいだったな」「このチュニック、お気に入りだったな」。
写真に残したかったのは、本来そんな思い出だったはずです。
ぽっちゃりしているから写真の後ろへ下がる。自分は写らず撮る側になる。
そんなふうに、思い出から自分を消してしまう必要はありません。
体型を気にして写真を避けるためではなく、「今日はこの服で写真を撮りたい」と思えるチュニックを選ぶ。
何年か後に写真を見返したとき、「もっと細く写りたかった」より、「この日の私、楽しそう」と思える。
そんな一枚を増やしていくことも、ぽっちゃり女性がおしゃれを楽しむ素敵な理由のひとつではないでしょうか。